富士大野球部が渡嘉敷合宿 県出身選手「日本一」誓う


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富士大野球部の県出身選手=2月25日、とかしきサンマリンスタジアム

 【渡嘉敷】11年前から渡嘉敷村の国立沖縄青少年交流の家で野球合宿を実施している岩手県花巻市の富士大学硬式野球部(豊田圭史監督)の選手100人が、ことしも2月18日から同所のサンマリンスタジアム球場で8回目の冬季沖縄強化合宿を行っている。

 富士大硬式野球部では、これまで県出身選手が多く活躍しており、本年度は全選手117人中、25人の県出身選手が在籍。そのうち15人が合宿に参加しており、4月26日から始まる北東北大学野球春季リーグ戦に向けて、地元沖縄の日差しを浴びながら練習に汗を流している。
 レギュラー選手でエースの多和田真三郎投手(3年、中部商)、冨里悠捕手(3年、沖縄尚学)、手登根祥内野手(2年、浦添工)は「地元沖縄で日本一を目指して思い切り練習に取り組む」と意気込みを語り、豊田監督も沖縄の選手に期待を寄せている。
 投手コーチで元プロ野球選手の古賀正明さんは「渡嘉敷村は自然や合宿環境に恵まれており、きつい練習の合間にビーチなどでリフレッシュでき、練習にも集中できる」と語った。
 同部は、第58回全日本大学野球選手権大会で準優勝したほか、第43回明治神宮野球大会ベスト4の実績を誇る。合宿はA班が2月28日まで行われた。B班は3月9日まで。(米田英明通信員)