統合リゾート基本構想検討 県、次年度事業費1700万円


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 県は2014年度、カジノ機能を含む統合リゾート(IR)の基本構想「統合リゾート検討事業」に着手する。14日に行われた県議会経済労働委員会で明らかにした。事業費は約1700万円。県は10年度に作成した「カジノ・エンターテイメント検討事業調査報告書」などを参考に進める方針。

 崎山嗣幸氏(社民・護憲)は「まず県民議論が大事ではないか。議論が熟知していない状況で沖縄が(IRの導入に)手を挙げるのは問題ではないのか」と指摘した。
 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「(IR推進法)法律ができ、県民の合意を得てから(国に)申請するという形にする。シンポジウムなども開催する」と説明した。
 同事業は要調査事項として、19日の県議会予算委員会で協議される。