自治医大合格の大田、島袋さん 地域医療貢献誓う


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川上好久副知事(左端)らへ合格を報告した大田瑞生さん(前列左)、島袋彬道さん(同右)=12日、県庁

 医師確保が難しい離島や過疎地の医療確保を目的に、全国の都道府県知事が設立した自治医科大学医学部の2014年度入学試験で、県内から合格した大田瑞生さん(21)=名護市、昭和薬科大学付属高卒=と島袋彬道さん(18)=那覇市、開邦高卒=が12日、県庁に川上好久副知事を訪ね、抱負を語った。

 大田さんは「地元の人が安心して住み続けられるような医者になりたい」、島袋さんは「しっかり勉強して地域医療に貢献し、信頼される医者を目指し頑張る」とそれぞれ意欲を述べた。
 川上副知事は「志を高く持ち、医療にしっかり従事できる人間になってほしい」などと激励した。
 同大学医学部は各都道府県から各2~3人を入試で選抜する。県は1973年から同大学へ学生を送り、2013年3月までに89人が入学し76人が卒業した。