エーデルワイス、神戸に菓子職人学校 県内に店舗も


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
比屋根 毅会長

 【兵庫】洋菓子メーカー全国大手のエーデルワイス(神戸市、比屋根祥行社長)の創業者で県出身の比屋根毅会長(76)は17日までに、創業50周年を迎える2016年に、プロの菓子職人のための学校を建設する計画を明らかにした。

定員50人程度で、菓子製造に関する高度な技術を教えるとともに、開業などに必要な経営、会計学などの講座も開設する。
 エーデルワイスは16年に県内で製造工場を併設した店舗展開も計画しており、創業50周年の二大事業にする考えだ。
 比屋根会長は「私自身、事業展開に伴い会計や経営の面で知識がなくて苦労した。社員教育の一環として設けている講座を拡充して若い世代に提供したい」と話した。
 学校は「プロのためのプロの学校」と銘打ち、すでに菓子職人として働いている人の技術力向上と経営全般、栄養学などの習得を目指す。場所は神戸市三宮で検討している。
 エーデルワイスは石垣市出身の比屋根会長が一代で築いた。売上高139億円(2013年3月期)、従業員2100人。関東、関西一円のデパートなどで店舗展開する。(島洋子)