琉球ゴールデンキングス、西1位確定 bjリーグ第42戦


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=35勝6敗)は23日、奈良県の橿原公苑第一体育館でバンビシャス奈良(同地区9位=13勝28敗)と第2戦(今季第42戦)を行い、73―60で勝利した。

浜松・東三河フェニックスが敗れたため、4年連続の西地区1位が確定した。プレーオフ準決勝は5月10、11の両日に沖縄市体育館で開催される。

琉球ゴールデンキングス(36勝6敗)
73―60(19―13,12―12,23―18,19―17)
バンビシャス奈良(13勝29敗)

◆団結と努力に誇り
 伊佐勉HC(キングス)の話 チーム全員の団結と努力で勝ち取った結果を誇りに思う。ファンの皆さんの大声援もキングスを力強く後押ししてくれた。プレーオフまでの残り2カ月で、さらなるステップアップを目指したい。

◆第1Q後半から主導権/安定した試合運び
 奈良に連勝したキングスが西地区1位を決めた。第1Q後半に主導権を握ると、安定した試合運びでリードを許さなかった。第3Qの序盤に詰め寄られものの、すぐに引き離し、ゲームを支配した。
 勝利の立役者は、マクヘンリーと並里だった。マクヘンリーは内へのドリブルで奈良を切り崩し、チーム最多の21得点。ファウルを誘い、フリースローで得点を稼ぐなど、攻撃の柱として安定感が光った。マクヘンリーは「西地区1位確定に喜びを感じている。レギュラーシーズン1位通過という目標に向け、チーム一丸となって戦いたい」と力を込める。
 シーズン途中でチームに合流した並里は、徐々に調子を上げている。中距離シュートの精度がまだ本調子でないものの、視野の広いパス回しで攻めのリズムを生み出した。岸本ら負傷者が戦線離脱する中で、並里の戦力は欠かせない。第3Qで3点シュートを連続で決めるなど、存在感を示した。
 西地区で1位を走り続けるキングス。主将の金城茂之は「昨シーズン、プレーオフ敗退という悔しい思いをした。同じことを繰り返さないように、残りの試合でハッスルしていきたい」と闘志を燃やした。