下地島空港で航空整備 国際研修交流協会


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金子 奉義氏

 公益財団法人国際研修交流協会(東京、有馬朗人理事長)は、宮古島市の下地島空港に航空機整備拠点を建設する地域振興策をまとめた。同協会の金子奉義顧問は25日、県庁を訪れ川上好久副知事に提案する。

 金子氏は24日、県経済団体会議(国場幸一議長)が那覇市内で開いた会合で同構想を説明。「民間航空会社が撤退した後の滑走路を無駄にしないためにも、有効的に活用するべきだ」と強調した。
 金子氏は、東南アジアに近い沖縄の地理的優位性を挙げた上で「ただ単に航空機の修理だけでなく、国産初の小型ジェット旅客機として三菱航空機が開発を進めるMRJ(三菱リージョナルジェット)など、新しい航空機生産拠点としての可能性もある」と話した。
 国場議長は「日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)撤退後はどうするか。具体的な案を持って下地島を活用することで、ものづくりの観点から新しい産業ができるのではないか」と述べた。