浦添副市長が辞職 議会答弁で批判受け


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 【浦添】浦添市の名護正輝副市長は28日、松本哲治市長に辞職届を提出した。兼務していた沖縄都市モノレール取締役や市土地開発公社理事長などの職も同日辞しており、影響が懸念される。

 名護氏は28日未明の市議会本会議で職員人事に関する答弁を修正し、発言部分を議事録から削除。だがその後、部局長らが、削除された答弁と同じ趣旨の発言を名護氏が市の会合でしていたと答弁。市議らは事実の隠蔽(いんぺい)だとして反発し、「減給以上の処分」を求めていた。
 松本市長は同日午後の市議会で「議会に混乱を生じさせたこと、在職期間中に不適切なことを行ったことなどで市政に迷惑を掛けたことをわび、辞職したいとのことだった」と説明。その上で「一連の混乱について私の責任を否定するものではない」と述べ、自身へ何らかの処分を課す考えを示した。