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プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=37勝6敗)は30日、那覇市民体育館で大分ヒートデビルズ(同地区7位=18勝25敗)と今季第44戦を行い、69―81で敗れた。
大分に敗れるのは今季初めて。ホームでの連勝が22で止まった。キングスは第1クオーター(Q)、大分の堅守からの速攻で大きく離された。第2Qは、逆にキングスが堅い守備を見せ、大分にほとんど得点を許さなかった。第3Qには早い攻撃や3ポイントシュートで追撃したが、逆転には至らず、第4Qでも追いつけず力尽きた。キングスの次戦は4月5、6の両日、新潟県のアオーレ長岡で新潟アルビレックスBBと2連戦を行う。
大分ヒートデビルズ
19勝25敗8130―159―1523―2119―1869琉球ゴールデンキングス
37勝7敗
【評】第1Qでついた大差をその後、ひっくり返せなかった。大分は出だしから、堅守から速攻につなげ、連続得点。キングスは第2Qから守備を立て直したが、追いつけなかった。第3Q終盤、山内の攻守にわたる活躍や小菅の3ポイントで一時追い上げたが、第4Qに入ると勢いが落ち、そのまま力尽きた。(梅田正覚)
1Qの入り方が全て
伊佐勉HC(キングス)の話 1Qの入り方が全てだった。結果は残念だったが、プレーオフに向けての良いシミュレーションと捉えて、今後も努力していきたい。
我慢強く戦えた
鈴木裕紀HC(大分)の話 きょうは40分、チームとして我慢強く戦えた。選手がオフェンスリバウンドを頑張ってくれた。まだプレーオフへの望みがあるので頑張っていきたい。
山内投入 3Q追撃
序盤の大差は取り返せず
「第1Qの入り方が全てだった」。キングスの伊佐HCは試合後、敗因を語った。大分は、リスクを冒して複数でキングスの選手を囲む激しい守備を展開。キングス攻撃陣のシュートミスを誘った。守備から速い展開のシュートに持ち込まれ、大量点を許してしまった。
リードを許したままの第3Q終盤、投入された山内が試合の流れを変えた。
大男がひしめく中、果敢に1対1を仕掛け、相手のファウルを誘った。激しい守備から攻撃へ移り、2Qまで得点がなかった小菅へアシスト。小菅は山内に呼応するかのように、3ポイントを立て続けに決め、会場の盛り上がりは最高潮に達した。
だが第4Qに入ると、追撃ムードが尻すぼみ。大分にオフェンスリバウンドを立て続けに拾われた上、シュートも決めきれず力尽きた。
この日は、攻守両面にわたってチームを支えるマクヘンリーが負傷欠場。ゴール下の争いで差が出てしまった。山内は「プレーオフでもこういったこと(負傷欠場)は起こり得る。アクシデントにしっかり対応して、プレーオフで勝ち続ける力を付けたい」と話した。(梅田正覚)