海自艦隊が石垣初入港 経済界は歓迎、市民反発も


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 【石垣】海上自衛隊の一般幹部候補生修了者172人を含む829人が乗った練習艦隊が31日午前、石垣港に初入港した。港では地元石垣市の経済団体などが出迎え、同日夜には市内のホテルで歓迎会を開いた。

一部市民から自衛隊誘致の印象を与えると疑問の声が上がった。
 練習艦隊の寄港は艦内作業の習熟や初級幹部としての素養育成などを目的とした近海練習航海の一環で、4月2日まで滞在し、尖閣警備に当たっている石垣海上保安部などで研修する。
 練習艦隊は練習艦「かしま」「しらゆき」「せとゆき」と護衛艦の「あさぎり」の4隻。
 練習艦隊司令官の湯浅秀樹海将補は「歓迎に感謝する。石垣の地を大いに楽しみたい」とあいさつした。