陸自の米軍キャンプ・ハンセン内訓練 5年で延べ282日


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キャンプ・ハンセンにおける自衛隊の訓練(延べ日数)

 【東京】米軍キャンプ・ハンセン内での陸上自衛隊の訓練が2009年から13年までの5年間の延べ日数で282日に上っていることが3日、分かった。赤嶺政賢衆院議員の資料請求に対して、防衛省が詳細を示した。

 日米両政府は06年5月に合意した米軍再編ロードマップ(行程表)で、ハンセンについて「陸上自衛隊の訓練に使用される」と明記。ハンセンでは07年度から共同使用が始まり、ホワイトビーチでも11年度から行われている。
 ハンセンの自衛隊訓練のうち最多は車両行進や宿営訓練の48日で、市街地戦闘訓練の40日などと続いた。資料によると、那覇軍港の使用は14日、沖大東射爆撃場の使用は1日あったとしている。
 県内の米軍専用施設・区域の自衛隊の共同使用は12年度が123日、13年度も4~9月までに117日に上っており、年々増加傾向にある。