渡辺みんなの党代表が辞任表明 8億円借り入れ問題で


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 みんなの党の渡辺喜美代表は7日、国会内で記者会見し、化粧品販売会社ディーエイチシーの吉田嘉明会長から計8億円を借り入れた問題の責任を取って代表を辞任すると表明した。2009年8月の結党以来、強い指導力を発揮してきた渡辺氏の辞任で、同党は存続の危機に直面しそうだ。集団的自衛権の行使容認に理解を示す渡辺氏との連携を重視し、みんなの党を「責任野党」と位置付けてきた安倍晋三首相の政権運営にも波及は避けられない。

 渡辺氏に対しては、党最高顧問の江口克彦参院議員ら3人の衆参両院議員が公然と代表の辞任を要求したほか、地方組織からも責任を問う声が上がっていた。
(共同通信)