防衛局、名護市に辺野古漁港の使用申請 来月12日までの回答求める 


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 沖縄防衛局が米軍普天間飛行場の移設先とされる名護市辺野古の埋め立て工事に向け、海底ボーリング調査に伴う岩礁破砕に必要な名護市長の意見書提出や、資材置き場に使うための辺野古漁港の使用許可などの6項目を名護市に申請したことが14日、沖縄防衛局への取材で分かった。申請は11日付で、防衛局は来月12日までの回答を求めている。

 沖縄防衛局が提出したのは(1)漁港使用許可(2)ボーリング調査に伴う漁場内の岩礁破砕に関する市長意見書提出(3)移設先付近にある辺野古ダム周辺の環境影響調査に必要な協議―などの6項目。
 辺野古移設に反対する名護市の稲嶺進市長は、市長権限を行使して移設を阻止する姿勢を示しており、今回の申請に応じないための法的な根拠などを慎重に検討するとみられる。【琉球新報電子版】