FC琉球、4戦勝ちなし サッカーJ3第5節


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 サッカーJ3のFC琉球は16日、石川県西部緑地公園陸上競技場でツエーゲン金沢と第5節を行い、1―2で敗れた。琉球はここ4戦勝ち星なし。2勝2分け2敗、勝ち点8で順位は7位のまま。

琉球は立ち上がりの前半5分に失点すると、後半30分にも追加点を決められた。同38分に途中出場のFW真栄城兼哉が今季初ゴールを奪ったが、及ばなかった。
 次戦は20日午後1時から、沖縄市陸上競技場でFC町田ゼルビアと対戦する。

金沢(3勝2分け1敗)(11)
2―1(1―0,1―1)
琉球(2勝2分け2敗)(8)
▽得点者 【金】佐藤、越智【琉】真栄城

◆崩されてはいない
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 (守備は)崩されてはおらず、守れていないわけではないが、ミスが多いゲームだった。二つともミスからの失点。今日の結果を前向きにとらえ、若いチームなので同じミスをしないように考えたい。

◆終盤猛攻も及ばず
 19歳のFW、真栄城兼哉の今季初ゴールは空砲に終わった。FC琉球は終盤、ツエーゲン金沢を攻め立てたが、あと一歩及ばず。琉球は開幕2連勝を決めた3月16日以来、勝ち星から遠ざかっている。
 後半、主将のDF河端和哉が「自分たちの時間がつくれた」というように主導権を握った琉球。途中交代のFW中山悟志らがゴールに迫ったが、ミスから追加点を許してしまう。コーナーキックの折り返しを真栄城が左足でたたき込んだが、反撃はそこまでだった。
 琉球は昨季、リーグ序盤は上位につけていたものの、徐々に順位を落としていった。今季、チームとしての手応えを口にする選手が多い中、昨季との違いを見せられるか。首位、FC町田ゼルビアをホームに迎える次戦で真価が問われる。
 河端は「自分たちのやろうとしてるサッカーは積み上がって来ている。前を向いてやっていきたい」と自信をのぞかせた。