沖尚、美里工きょう初戦 九州高校野球、雨で順延


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初戦へ士気が高まる沖尚ナイン=20日、熊本県合志市

 【熊本で大城周子】高校野球の第134回春季九州大会は、降雨のため20日に予定されていた沖尚と美里工の初戦はいずれも21日に順延となった。選手たちは気持ちを切り替え、それぞれ調整に励んだ。

 沖尚は20日、熊本県合志市にある室内練習場でフリー打撃などを行い汗を流した。21日午前9時から初戦の2回戦で左の好投手を擁する龍谷(佐賀1位)と戦う。センバツ準々決勝では徹底した内角攻めに打線がつながらず敗戦を喫した。「今大会は攻撃陣の対応力を課題に戦う」と比嘉公也監督。主軸を担う上原康汰は「バットを短く持って逆方向に鋭い打球を打ちたい」と意気込んだ。
 美里工は21日午後2時から東福岡(福岡1位)と対戦する。東福岡は1回戦で済々黌(熊本4位)を逆転で下し、エースを除く3投手が継投した。美里工は、夏の県大会のシードを決めるチャレンジマッチでは打線が振るわず、2戦2敗。長打力に期待がかかる宮城諒大は「つながりが出れば点が取れる。5点ぐらい取りたい」と理想の展開を描き、投手の長嶺飛翔は相手打線に対し「内への直球が勝負」と語った。