米軍が宮古空港使用 来月2、4日 県は自粛要請


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宮古空港を使用する予定の米軍ヘリCH53=昨年6月、宜野湾市

 県空港課は23日、米軍横田基地の第5空軍司令部から、普天間飛行場所属の輸送ヘリCH53Eスーパースタリオン2機が宮古空港を5月2日と4日に使用するとの届け出があったと発表した。フィリピンへの往復の際の給油のために使用するとしている。

 大型連休と重なり、米軍ヘリの使用中は民間機の離着陸が制限されることから、一般利用者への影響も懸念される。
 県によると、1972年の本土復帰以降、米軍機による宮古空港の使用は延べ96機あるという。
 宮古空港の米軍機使用に対し、県の親川達男基地防災統括監は23日、在沖海兵隊、在沖米総領事と外務省に対し、「民間航空機の円滑かつ安全な運航を確保する観点から、緊急時以外、民間空港を米軍が使用すべきではない」と伝え、使用自粛を要請した。
 届け出によると、米軍機2機が5月2日午前11時~正午と、4日午後5~6時に宮古空港を使用する。