FC琉球3連敗 サッカーJ3第8節


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 サッカーJ3のFC琉球は26日、長野県の佐久総合運動公園陸上競技場でAC長野パルセイロと第8節を行い、0―1で敗れた。琉球は3連敗で6戦勝ちなし。2勝2分け4敗で勝ち点8、順位は8位のままだった。

開始1分、長野FWの高橋駿太に先制点を奪われた。琉球はその後、リズムよくパスをつなげて相手陣内まで攻め込む場面もあったが、シュートを計4本しか放てず、ゴールを奪えなかった。次戦は29日、神奈川県のニッパツ三ツ沢球技場でY.S.C.C.と対戦する。

長野(3勝4分け1敗)(13)
1―0(1―0,0―0)
琉球(2勝2分け4敗)(8)
▽得点者 【長】高橋

◆切り替えたい
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 今回も1点で決まった。町田戦よりは、しっかりやっていた。29日は切り替えて頑張りたい。

◆立ち上がり失点 またも“魔の時間帯”
 またも開始直後の“魔の時間帯”だった。昨季までFC琉球の頼れる点取り屋だった、長野の高橋駿太が右足でゴールを揺らした。警戒していたはずの琉球は、3戦連続で開始5分以内の失点を許した。
 前節、7失点を喫し、守備の再生を誓って臨んだ。立ち上がりの失点をチーム内でも「気を付けよう」と話し合ったにもかかわらず、隙を突かれた。MF小幡純平は「まだまだ全員の自覚と責任が足りない」と悔やんだ。先制点を許した後は粘り強い守備を見せたが、攻撃陣が長野のプレスに苦しめられた。
 ツエーゲン金沢、FC町田ゼルビア、そして今回の長野と強豪相手に3連敗を喫した。この3戦で2得点10失点。薩川了洋監督は「J2を目指す格上のチームとはまだギャップを感じた」と力の差を認めた。
 29日に対戦するY.S.C.C.は現在10位。琉球よりも下位で、勝利が求められる。薩川監督は「(この状況を)抜けるには勝つこと。Y.S.C.C.と力は同じだと思うので1勝したい」と連敗ストップを誓った。