プーチン氏、報復制裁に慎重姿勢 欧米をけん制


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 【モスクワ共同】ロシアのプーチン大統領は29日、ウクライナ情勢をめぐり欧米が科した追加制裁について「政府から対抗措置の提案を受けたが、必ずしも必要とは思わない」と述べ、報復制裁に慎重な姿勢を示した。訪問先のベラルーシの首都ミンスクで記者団に語った。
 大統領は一方で、欧米が制裁をさらに重ねれば、資源分野で外国企業の参加を制限する可能性が生じると述べた。渡航禁止や資産凍結で制裁合戦の過熱を回避する可能性を探る一方で、欧米が主要経済分野を対象に制裁を強化する事態をけん制したとみられる。
(共同通信)