宮古トライアスロン応援幕大賞は下地中 台湾選手へ熱く「加油」


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 【宮古島】4月20日に開かれた第30回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市、琉球新報社)に携わったボランティアの労をねぎらおうと「ボランティア感謝の集い」が26日、宮古島市のマティダ市民劇場で開かれた。ボランティアに携わった児童生徒や市民ら約250人が参加。バンド演奏などのアトラクションが行われ、来場者を楽しませた。

 沿道を飾った応援幕のコンテストも行われ、最優秀賞に当たるワイドー大賞には、台湾出身選手を応援した下地中生徒らの作品が選ばれた。同中は以前から宮古島大会のたびに台湾との選手と交流を続けており、応援幕も作っていた。
 制作に携わった同中生徒会副会長の渡真利拳太郎君(14)は「台湾の選手たちに頑張ってほしいという思いを込めて描いた。ワイドー大賞に選ばれるのは初めてで、うれしい」と語った。
 劇場ロビーでは、出場選手からボランティアに宛てられた感謝のメッセージが書かれた横断幕も掲げられていた。
 同実行委員会の下地信男事務局長は「30回の記念大会が大成功したのも、ボランティアの皆さんの献身的なおもてなしのおかげだ。今後も宮古島の大きな財産であるトライアスロンを応援してほしい」と話した。

ワイドー大賞を受けた下地中生徒の作った応援幕
表彰を受ける応援幕コンテストの入賞者ら=4月26日、宮古島市のマティダ市民劇場