労災死傷者987人 死者は4年連続減 2013年県内


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 沖縄労働局によると、2013年に県内で発生した労働災害による死傷者数(休業4日以上)は、前年比12人減の987人だった。1985年以降では、2012年の999人に次いで2番目に多い。死亡者数は前年比1人減の6人となり、4年連続で減少した。

 業種別では製造業が前年比1人減の170人、小売業など商業が9人減の158人、社会福祉施設など保健衛生業が34人増の122人、ホテルなど接客娯楽業が9人減の111人となっている。
 事故の種類別では建設業の「墜落・転倒」57人、商業での「転倒」52人、社会福祉施設などでの「無理な動作(腰痛など)」46人などが多かった。製造業は「転倒」34人、「切れ・こすれ」32人、「はさまれ・巻き込まれ」30人なども目立った。
 沖縄労働局健康安全課は「今年は既に5人が労働災害で亡くなっている。現状を重く受け止め、建設業、製造業などを中心に安全点検の強化を呼び掛ける」と話している。