2町に新製糖工場 竹富、与那国で建て替え


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 【竹富・与那国】竹富町と与那国町は、黒糖(含蜜糖)を製造する製糖工場をそれぞれ新たに整備する。竹富町は2014年度内に西表島に建設し、与那国町は年度末に新築工事に着手する。それぞれ一括交付金を活用し、老朽化する工場を建て替える。

 西表島の製糖工場は1960年に設立され、現在、西表糖業(金城一夫社長)が運営している。建て替え後も、同社が町から管理業務を受託し操業を続ける見込みだ。総事業費は約27億円で、生産能力を現在の日産80トンから100トンに高める。
 与那国町は15年度の稼働に向けて整備を進める。総事業費は約27億円。生産能力はサトウキビの生産高が減少していることから、現在の半分となる日産50トンに縮小する。運営は引き続きJAに委託する予定。現在の工場は61年に操業を開始した。
 両町には黒糖工場が計4施設あり、竹富町小浜島と波照間島は12年度までに建て替えが完了している。