慶留間小中に東京から留学生 自然環境が決め手に


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東京から留学した4人の児童生徒=慶留間小中学校

 【座間味】慶留間小中学校(玉城典男校長)は、本年度から東京都世田谷区に住む児童生徒の留学制度を導入し、4月から4人の留学生を受け入れている。学校関係者は、東京からの新しい児童生徒に「地域がさらに活気づく」と喜んでいる。

 国士舘大学の永吉英記准教授、同大卒業生の浅倉大地さんが座間味村教育委員会と調整を重ね、実現した制度。2人は9年ほど前から、東京在住の児童生徒を対象にした座間味村での自然体験教室の運営に携わってきた。
 世田谷区在住の小学3年から中学2年の児童生徒を対象に募集している。留学期間は1年間で、次年度以降も継続して実施する見通し。
 4人の留学生は保護者と共に4月に行われた始業式と入学式に参加し、慶留間地区の住民にも紹介された。4人は「慶留間島は自然環境が素晴らしくて大好きになった」「島で過ごす1年間はとても良い経験になると思う」などと喜んでいた。
 玉城校長は「留学生が来てくれたことで、子どもたちが増え、学校や地域がさらに活気づく」と語った。
(宮里芳和通信員)