名護市の稲嶺進市長は15日正午すぎ、米軍普天間飛行場の辺野古移設反対を訴えるため、米国に出発した。24日に帰任するまで、シンクタンクでの講演や識者らとの意見交換を通して県内移設反対の民意や基地問題の不条理を米国民に広く訴える。
那覇空港で稲嶺市長は、出発日が復帰記念日となったことについて「基地被害を県民が抱え込んでいる状況は何も変わらず、悲劇だ。この状況から早く解放してほしい」と記者団に語った。
空港には支持者らが駆け付け、市長を激励した。
稲嶺市長は県内移設反対の声明に賛同した米有識者らとニューヨークでのイベントに参加するほか、ワシントンのシンクタンクで講演を予定。上下両院議員とも面談する方向で調整している。
【琉球新報電子版】