与那国陸自配備 工事に本格着手


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 【与那国】与那国島の陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備に向け、建設工事の仮設柵の設置作業が19日、始まった。敷地造成工事の一環で、請負業者が本格的な工事に着手した。

 沖縄防衛局によると、18日に請負業者による安全祈願祭が現地で開かれ、19日に柵の設置工事を始めたという。防衛省は4月19日、与那国町離島振興総合センターで工事の起工式を開き、その後、地盤や地質の調査などを進めていた。
 島内には「説明責任が果たされていない」などとして反対の声が根強くある。防衛省によると、久部良地区の25ヘクタールの敷地に駐屯地、監視所を設置するほか、祖納地区の1ヘクタールの敷地に監視所を建設する計画だ。