相次ぐ米軍機トラブルに抗議決議 嘉手納町議会


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頻発する米軍機の部品落下事故に抗議する意見書を全会一致で可決する嘉手納町議会=22日午前

 【嘉手納】嘉手納町議会(徳里直樹議長)は22日の臨時会で、「続発する米軍機による部品落下事故に対する意見書」と抗議決議2案を全会一致で可決した。米軍HH60ヘリやF15戦闘機からの部品落下が相次ぐ事態を受け、住民地域の飛行訓練禁止など4項目を求めている。午後にも沖縄防衛局を訪れ、意見書を手渡す予定だ。

 意見書と抗議決議は「事故発生のたびに厳重抗議し、整備点検や安全管理の徹底を要請してきた。しかし、改善されない事態に強い怒りを覚える」とした。
 要求項目は①再発防止の徹底②事故原因の究明と速やかな公表③事故情報の速やかな公表④住宅地上空の飛行訓練禁止―の4項目。
 提案した奥間常明基地対策特別委員長は、部品落下等のトラブルが相次ぐF15戦闘機について「米軍は、飛行には万全を期していると言い張るが、もはや米軍の公表・釈明には信じるすべがない。欠陥機の即時撤去しかない」と話した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Kadena Town Assembly unanimously passes a resolution to protest against accidents involving U.S. military aircraft