2014年度県高校総体の先行競技・卓球が24日、石垣市総合体育館で始まった。男子ダブルスは中村廉・比嘉秀充組(普天間)が決勝で城間大輔・比嘉太一組(浦添)を破り、優勝を飾った。
女子は金城美登子・泉川文香組(コザ)が決勝の同校対決を制し、頂点に立った。学校対抗で男子は普天間、コザ、那覇、浦添、女子はコザ、普天間、前原、名護がそれぞれ決勝リーグ進出を決めた。
◆全てストレート 見せつけた強さ/中村・比嘉、九州照準
男子ダブルスは普天間の中村廉と比嘉秀充が県新人大会に続き優勝し、強さを見せつけた。
全試合ストレート勝ち。練習を重ねてきたサーブレシーブを意識し、試合の流れをつくった。しかし決勝はそのサーブレシーブに浦添の城間大輔・比嘉太一が巧みに対応した。1セットは先にセットポイントを取られながらも、相手のサーブミスにも助けられ、逆転で先取した。
「相手は台上のプレーがうまい。大きいプレーでラリーしよう」。2セット以降は戦い方を変え、自分たちの展開に持ち込むことに成功した。
九州大会に向け比嘉は「ベスト4以上は目指したい」と意気込みを語った。
◆「崩して決める」ここ一番で機能/金城・泉川が雪辱
コザの金城美登子と泉川文香が、女子ダブルスで全九州選手権16強に入った同じコザの中村きらり・玉城このみから勝利をつかんだ。
3年の金城と1年の泉川は4月からペアを組んだ。中村・玉城は練習で一度も勝ったことがない格上の相手だったが、泉川が回転をかけるレシーブでつなぎに徹し、崩したところを金城が決めにいくプレーがここ一番で機能した。
2セットを取った後、1セットを返されたが、「大丈夫だよ」と声を掛け合って気持ちを落ち着かせた。「0対0の気持ちで戦っていた」と試合に集中し、点の取り合いを制した。
金城は「先に仕掛け、試合の流れをつかむようにしたい」と九州大会での活躍を誓った。
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