仲井真弘多知事は30日の記者会見で、11月に想定される知事選に向けた進退表明の時期について「議会で表明するのが普通になっている。6月というのもあり得ないことではない」と述べ、早ければ6月下旬に開会する県議会定例会で表明する考えを示した。
進退については「県政与党の自民党、公明党、大勢の支援者と意見交換している」と説明。その上で「私が候補者になり得るのか、名乗りを上げるのか、今の段階で全く決めていない」と述べるにとどめたが、関係者によると知事は3選出馬に向けて前向きに検討している。
会見で知事選に関して「基地問題は大きな課題だが、教育、医療福祉、産業振興、離島振興もどれも重要だ。みな全て同じ重さの課題だと考えている」と述べ、多くの政策課題について総合的に判断されるべきだとの認識を示した。
辺野古埋め立て承認に際し、政府に求めた米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止や牧港補給地区の7年以内の返還などについて「政府から回答をもらい、首相も入った閣僚全員からの約束だと考えている。誰が県知事であってもこのまま続くと思う」と話した。