FC琉球連敗、9位 サッカーJ3第14節


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ゴール前でボールキープするFC琉球のFW青木翔大(左)=1日、神奈川県の相模原ギオンスタジアム(FC琉球提供)

 サッカーJ3のFC琉球は1日、SC相模原と神奈川県の相模原ギオンスタジアムで第14節を戦い、0―4で敗れた。2戦連続の無得点負けを喫した。4勝3分け7敗で勝ち点15。

順位を一つ下げ今季最低の9位になった。琉球は前半20分、オウンゴールで失点すると、同23分にも追加点を奪われた。後半14分には相手のコーナーキックから失点し、同34分にはDF浦島貴大がレッドカードで退場。同38分に4失点目を喫した。次は「全島サッカー1万人祭り」の一環として、8日午後3時からJリーグU―22選抜と沖縄市陸上競技場で対戦する。

相模原(7勝2分け5敗)(23)
4―0(2―0,2―0)
琉球(4勝3分け7敗)(15)
▽得点者【相】OG、ウェズレイ、工藤、松本

◆先制の失点大きい
 薩川了洋監督(FC琉球)の話 先制点を取られたのは大きかった。後ろからボールをつないでいくことはできていたので、シュートまで持っていく質やトラップ処理、パスの精度など来週に向けて高めていく。

◆またもゴール遠く/5試合で2得点のみ
 FC琉球が重度のゴール欠乏症にあえいでいる。ここ5試合の得点は、セットプレーからの2点のみ。決定力不足は顕著だ。SC相模原との対戦でも、パスをつないで主導権を握る時間帯があり、8本のシュートを放ったが、相手ゴールをこじ開けることができなかった。
 ゲームキャプテンを務めたMF小幡純平は「ボール保持はある程度できたが、そこから怖さのある攻撃ができなかった」と悔やんだ。
 薩川了洋監督も「ゴール前での崩し方は相模原に比べて劣っていたのかもしれない」と課題を挙げた。
 守備も乱れた。ゴール前の混戦からオウンゴールで先制されると、その後も失点を重ねた。
 8日には「全島サッカー1万人祭り」を迎える。過去2回の祭りはいずれも黒星を喫しており、勝利が求められる。小幡は「いろいろな面で足りないところがあるが、前を向いてやっていくしかない」。決定力不足に特効薬はないかもしれないが、内容だけでなく勝利、ゴールにこだわる姿勢を1万人のサポーターに見せることが必要だ。