日米野球、沖縄でも11月に初開催 県が主催者と交渉中


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 11月に開催が予定されている「日米野球」で、県内でも1試合の開催を目指し、県と主催者側が交渉していることが6日までに分かった。日本代表の侍ジャパンと大リーグ選抜による強化試合で、実現すれば沖縄での開催は初めてとなる。

 県は、昨年末に日米野球開催検討の情報を受けて年明けから誘致を本格化、主催者側と意見交換を続けてきた。県内ではプロ野球10球団がキャンプを行い、高校野球も含めて野球熱が高いことから、県スポーツ振興課の花岡幹雄主査は「やるだけじゃなく、見るスポーツとしても野球は沖縄で広く浸透している。日米野球は技術の最高峰であり、総合的に見て開催のメリットは大きい」と語る。
 主催の読売新聞社によると、日程や開催場所などは10日にも正式発表される予定という。沖縄開催が決定すれば、会場は巨人のキャンプ実績、設備や収容可能人数から、沖縄セルラースタジアム那覇が有力。決定後、県は関係団体と連絡会などの組織をつくることも検討しており、バックアップ体制を整える構えだ。