県内13市町村の首長らが8日夜、仲井真弘多知事を囲む「仲井真知事を励ます会」を那覇市の自治会館で開いた。市町村長らは「仲井真知事の2期8年間の功績に感謝する」などと表明。
今秋の知事選に仲井真氏が3選を目指して出馬した場合は、協力して支援することを確認した。仲井真知事は進退について言及しなかったという。
会合には那覇、名護両市を除く県内9市と4町村の首長(うるま市は代理)らが出席。一括交付金制度の確立や安倍政権による毎年度沖縄振興予算の3千億円台確保の約束、米軍普天間飛行場の5年内運用停止への取り組みなど、仲井真県政が進める施策にそれぞれ感謝の意を伝えた。
知事は会の開催に感謝し、集まった市町村長らに対し「心強い」などと述べたという。会合後、首長らは「今後も知事にやる気があれば、われわれも支えていこうと確認した」(古謝景春南城市長)などと述べ、知事選に向けた協力体制が構築できたと説明した。
会は、5月15日に鹿児島県であった九州市長会の際に一部首長らが提案。古謝氏、島袋俊夫うるま市長、下地敏彦宮古島市長が呼び掛け人となった。辺野古埋め立てを承認した仲井真知事に批判的な翁長雄志那覇市長と稲嶺進名護市長には出席を求めなかった。
会合に出席した首長は桑江朝千夫沖縄市長、佐喜真淳宜野湾市長、松本哲治浦添市長、宜保晴毅豊見城市長、上原裕常糸満市長、中山義隆石垣市長、高良文雄本部町長、大田治雄久米島町長、志喜屋文康恩納村長、宮里哲座間味村長を含めた12人。島袋うるま市長は公務で欠席し、西野一男市議会議長が代理出席した。県の川上好久副知事も参加した。