スポーツアイランド拠点会館 奥武山であす着工


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沖縄スポーツアイランド拠点会館(仮称)のイメージ図

 県体育協会は那覇市奥武山町にあった体協会館の跡地に、スポーツ振興の拠点となる「沖縄スポーツアイランド拠点会館」(仮称)を整備する。県は2014年度当初予算で施設整備補助費として約7億円を計上した。

12日に地鎮祭を行い、13日に着工する。14年度末に完成予定で、15年度から利用開始する。
 新会館には体育協会のほかスポーツ関連の約20団体が入居する予定。13年11月に発足した各種スポーツキャンプやイベントの県内誘致などを担う「スポーツコミッション事務局」も入居する。新拠点でスポーツの競技力向上や生涯スポーツの振興、県経済発展などを目的とする事業を展開していく。
 新会館は延べ床面積2700平方メートルで旧会館の約1・7倍の広さになる。管理事務所などが入る6階建ての事務所棟と、バスケットボールコートや大会議室を備えた2階建てのスポーツ実践研究棟の2棟で構成する。1973年に建設された旧会館は、経年劣化による老朽化が進んでいた。県体協の担当者は「県が掲げる『スポーツアイランド構想』の実現を目指し、体育協会もその一翼を担っていきたい」と新施設建設への意欲を語った。