翁長氏擁立へ「同志会」 知事選で経済界有志が設立


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 今秋の県知事選に向けて、金秀グループ会長の呉屋守将氏とかりゆしグループ最高経営責任者(CEO)の平良朝敬氏が12日午前、県庁で会見し、「オナガ雄志知事を実現する同志会」を同日付で設立したと発表した。

翁長雄志那覇市長を知事選候補に推すため経済界から広く賛同を募る。両氏が共同代表を務め、金秀グループ創業者の呉屋秀信氏と沖縄ハム総合食品(オキハム)の長浜徳松会長らが顧問に就く。賛同した各企業は会社ぐるみで取り組む。
 今後2カ月以内をめどに賛同者らと拡大会議を開き、状況を見て翁長氏本人に出馬要請する。顧問団には観光施設運営会社の代表も勧誘する。
 呉屋氏は「翁長氏をぜひ知事にし、われわれの目指す『建白書を実現し未来を拓く島ぐるみ会議』の目標に到達させていきたい」と述べた。同氏は100社以上の賛同が得られる見通しを示した。
 平良氏は、名護市辺野古の埋め立てを承認した仲井真弘多知事の判断を「われわれに対する完全な裏切り行為。代わる新しいリーダーを選ばなければならない」と翁長氏擁立の動機を説明した。
 呉屋氏も「翁長氏は前回知事選で仲井真氏の選対本部長を務め、辺野古に基地を造らせないよう、たがをはめた。現在の状況に至っては新しい知事にお願いしたい。新都心のように新しい産業を構築するのが望ましい」と話した。
 オキハムの長浜会長も会見に同席し「今の沖縄は大きな曲がり角に来ている。翁長氏でなければ向かっていけない」と述べた。
英文へ→Okinawan business community supporting Naha Mayor Onaga’s bid for governor