技術と心込め恩返し 宮古特支校卒・砂川さん、母校に菓子贈る


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
母校にフランス菓子を贈る砂川奈美さん(左)=3日、宮古特別支援学校

 【宮古島】3月に宮古特別支援学校を卒業し、4月から宮古島市内の洋菓子メーカー「ロハスダイニング」(若林昌英代表)で働いている砂川奈美さん(18)が3日、母校を訪ね、同社で作ったフランス菓子を贈った。砂川さんは「おいしく食べてほしい」と笑顔で話した。

 贈呈したのは宮古島とうふのおからで作った「雪花菜(おから)フィナンシェ」で、全児童生徒約140食分。
 白いコックコート姿で訪れた砂川さん。社会人2カ月余の間で培った技術を生かし、今回心を込めて作った。おいしそうなお菓子に、在校生からは歓声が上がった。
 與那覇和樹君(高等部1年)は「おいしいお菓子をありがとう。仕事は大変なところもあると思うが、僕たちも先輩を見習って頑張る。先輩も頑張ってほしい」とエールを送った。
 喜久山強校長は「学校に恩返しするという気持ちがうれしい。曲折もあったと思うが、とても頑張っていると思う。在校生の励みにもなる」と感謝した。