【北谷】北谷中学校(原田利明校長)は11日、カシオ計算機の若尾久さんを招き、生徒会特別企画「命の授業」を同校体育館で開いた。参加した全校生徒600人は、若尾さんの問い掛けに答えながら命の大切さについて学んだ。
若尾さんは、「命は頭で考えるものではなく、体で感じることが大切だ」と話し、生徒たちに多くの質問を投げ掛けた。手をつながせて感想を聞くなど、参加型の授業を展開した。聴診器を使って「心の音」を聞いた時には、生徒から「生きてる音がした」「初めて友達の心臓の音を聞いて感動した」などの声が上がった。
生徒会長の外間陸斗君=3年=は「どんな困難に遭っても、命を大切にして前に進んでいきたい」と述べた。
「命の授業」は、カシオ計算機が社会貢献事業として行っている。今回は北谷中学校が県ユネスコ協会と協力し、ユネスコスクール活動の一環として実施した。