【浦添】浦添市の港川小学校で12日、赤土防止対策である「グリーンベルト植栽活動」について学ぶ出前講座が開かれた。セカンドスクールで東村に民泊する小学5年生を対象にした事前学習で、赤土と農漁業の関係や“美ら海”を守るための対策などをNPO法人「おきなわグリーンネットワーク」の職員が解説した。
7月のセカンドスクールで児童たちは、民泊する農家と一緒になってベチバー千本を畑に植え付け、赤土の海への流出を防ぐグリーンベルト(植栽帯)をつくる。講座ではベチバーの苗を児童たちに見せながら、DVDや模型を使って赤土の流出が起こる仕組みやその対策の説明があった。
下地ひなたさんは「海の生き物のことや赤土のことがよく分かった。きょう学んだことをセカンドスクールに生かしたい」と意欲を示した。野原有加さんは「沖縄は観光客がいっぱい来るけど赤土が流れると海が汚れてしまう。農家の人たちがそれを防ぐ工夫をしていることを知った」と感想を語った。