早朝カヌーで自然体感 名桜大生、体験観光考える


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屋部川で初の早朝カヌー体験を楽しむ名桜大学生=14日、屋部川

 【名護】名桜大学講義「エコツーリズム2野外講義―早朝カヌー体験」(新垣裕治教授)が14日、屋部川で行われた。

城区の青年を中心とした名護の海をこよなく愛するカヌー団体「なぐまさぁーの会」の協力の下、学生19人が参加した。
 講義は市街地を流れる屋部川での体験型観光の可能性を探り、地域資源の利活用を図るのがテーマ。参加者は河口近くの公園から上流の白金橋を折り返し、宇茂佐公民館前までの約5キロを、カヌーをこいで満喫した。
 新垣教授は「屋部川は水質が改善してカヌーも楽しめる河川環境になっている。川岸にはマングローブが繁茂し、野鳥観察など、自然豊かな場所であることを知ってほしい」と話した。
 これまでエコツーリズム2野外講義では、約10年東村慶佐次川でのカヌー体験を実施してきたが、2年前から「なぐまさぁーの会」の協力で行われている。
(宮城良勝通信員)