県選挙管理委員会(当山尚幸委員長)は20日の定例会で、任期満了に伴う知事選を10月30日告示、11月16日投開票の日程で行うことを決めた。米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設の是非や、沖縄振興策の評価などが争点となりそうだ。
現在2期目の仲井真弘多知事(74)は進退を明らかにしていないが、後援会が出馬要請したほか、保守系首長や経済界などから3選への待望論がある。一方、元自民党県連幹事長の翁長雄志那覇市長(63)には、市議会の自民党新風会が出馬を要請し、経済界の有志も擁立に動いている。翁長氏は出馬を明言していない。
県政与党の自民党は公明党との枠組みで選挙に臨むことを決め、仲井真氏の動向に注目しながら公明と調整中。野党側は選考委員会で翁長氏と高良鉄美琉大法科大学院教授(60)に候補者を絞っている。
欠員が生じている県議の那覇市区、沖縄市区、名護市区の補選は11月7日に告示し、投開票は知事選と同じ16日に行う。