島袋(浦添工)66キロ級優勝 九州高校総体


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 全九州高校総合体育大会は22日、九州各地で13競技を行い、レスリング66キロ級で島袋慶生(浦添工)が優勝を飾った。ボクシングライトフライ級Aは大湾硫斗(美来工科)が頂点に立ち、カヌーカナディアンペア500メートルは川田雄野・多和田竜之介(沖水)が制した。

バスケットボール男子は興南が2位になった。柔道は男子個人66キロ級の丸田侑来(沖尚)らが準優勝。なぎなた試合団体は沖尚が2位に入った。

課題見詰め より高みへ/島袋
 レスリング66キロ級の島袋慶生(浦添工)の目は、さらなる高みを見詰めている。九州大会の頂点に立っても、「ここで優勝しないとだめだと思っていた。目標は全国だから」ときっぱり。より高い場所へ上るために、気持ちを引き締めた。
 準々決勝では課題も見えた。8点リードしている場面で相手にタックルを許してポイントを奪われた。「うまく相手の足をつかんだけど処理が遅くて返された」と振り返る。準決勝では反省を生かして「カウンターで一気に試合を決めた」。決勝は対戦相手の負傷で不戦勝になったが、「決勝で戦う予定だったのは団体戦で勝った相手だった」と語る。
 全国総体に向けて、「足を取ってからの処理のスピードやグラウンド技を強化したい」と目標を掲げる。そして、「全国でも優勝を目指す」と力を込めた。