【ペルー】106歳、仲程さん 敬老会で激励


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崎原会長から記念品と花束を受け取る仲程ゼンソンさん=県人会館・西銘順治大ホール

 5月下旬、リマ市郊外の県人会館・西銘順治大ホールでは、ペルー沖縄婦人会(崎原エレーナ会長)恒例の敬老会が600人の高齢者を招いて開催された。

 敬老会には、在リマ日本大使館から下野光一領事、日系人協会の岡田フランシスコ会長、日系婦人会の石橋スミ子会長、沖縄県人会の嵩原ルイス会長ほか、多くの来賓が招待され、共に高齢者の長寿を祝った。
 ことしも75歳以上の高齢者が招待されたが、600人の招待客の中、90%が2世で、1世はわずか10%と年々数が減ってきている。その中で最高齢者は、旧具志川市赤道出身の仲程ゼンソンさん(106歳)で、他にも100歳以上の高齢者6人が招待された。 ゼンソンさんは1908(明治41)年生まれ。1930(昭和5)年、22歳の時に2歳下の妻ミネさんと一緒にペルーに移住、ワラル郡ワカ耕地に入植、耕地ではひたすら働きに働いた。10人の子宝にも恵まれ、蓄えた金でリマ市郊外ワチパ集落に土地を購入、広大な畑と住居を建てて現在に至っている。(赤嶺光弘通信員)