知事、鉄道整備を要望 首相と会談、基地語らず


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 仲井真弘多知事は23日、沖縄全戦没者追悼式の後、那覇市内のホテルで安倍晋三首相と会談した。知事によると、会談で沖縄本島への新たな鉄軌道整備や空港、港湾での税関・出入国管理・検疫(CIQ)体制の拡充などを要請したという。

米軍基地の負担軽減や11月の県知事選に関する話題は出なかったという。
 知事は鉄軌道整備について、整備新幹線方式であれば沖縄でも黒字化できるとの県の試算を伝えた。安倍首相は鉄軌道関連については言及しなかったという。
 基地負担軽減策について知事は会談後、24日の政府との推進会議で、県が求める普天間飛行場の5年以内の運用停止や日米地位協定への環境条項の追加、牧港補給地区の7年以内の返還、オスプレイの12機程度の県外移駐などについて、進展状況を確認する考えを示した。