空中給油機移駐後も県内訓練 米軍「必要不可欠」


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 在沖米海兵隊は25日、普天間飛行場のKC130空中給油機15機の岩国基地(山口県)への移駐に関し、岩国配備後も沖縄で訓練を続ける方針を示した。移駐については安倍晋三首相が沖縄の基地負担軽減策として24日に県や宜野湾市との会議で説明したが、訓練の継続には言及していなかった。

 海兵隊は移駐の第1陣として2機が7月8日に岩国に出発すると発表。移駐する部隊について「岩国が拠点となるが、今後も定期的に沖縄に飛来する」と説明。「普天間基地、伊江島、嘉手納基地および沖縄周辺の訓練空域を使用し、運用、演習、訓練を支援する」との方針を示した。
 沖縄で訓練を継続する理由に関しては「運用上の必要性や沖縄に拠点を置く地上部隊と関連しての任務がある。パイロットや搭乗員にとって必要不可欠なものだ」と強調した。
英文へ→Aerial refuelling aircraft to train in Okinawa after redeployment to Iwakuni