琉銀、台湾大手行と提携 海外展開支援を強化


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 琉球銀行(金城棟啓頭取)は25日、台湾の民間銀行最大手の「中国信託商業銀行」を傘下に置く中国信託ホールディング(台湾・台北市)と業務提携を結んだ。
 同行はアジア各地に拠点を置き、台湾内でも民間銀行として最多の拠点数を誇る。

顧客と台湾企業とのビジネスマッチングや、アジア地域での資金調達サポートなどを通し、海外展開の支援強化につなげる。
 提携により、台湾での口座開設などの金融サービス、日台企業の資本・業務提携に関するアドバイスなどを実施する。中国信託商業銀行の担当者が、台湾の市場情報などを報告するセミナーを県内で開催することも検討している。
 琉銀によると、中国信託ホールディングは銀行のほか、生命保険や証券など8企業を傘下に置く。中国信託商業銀行は子会社を含め中国、香港、シンガポール、ベトナムなど、アジアを中心に海外12カ国に68の拠点がある。