九州懸け32校熱戦 県中学野球、来月20日開幕


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第66回県中学校野球選手権大会(主催・県中学校体育連盟、県教育委員会、琉球新報社)の組み合わせ抽選会が26日、那覇市泉崎の琉球新報ホールであり、6地区の予選を勝ち抜いた出場32校の対戦カードが決まった。7月20日に名護市営球場で開会式を行い、熱戦が開幕する。

 抽選会ではまず各地区の優勝校を各ブロックに振り分けた後、同地区対戦がないよう予備抽選を行い、各校の主将らが1回戦のくじを引いた。3月の全日本少年春季大会で4強入りした西原東は南星と対戦。昨年覇者の西原は金城と顔を合わせる。選手宣誓は昭薬付の上間貞透(さだと)主将が引き当てた。県中体連の大浦武会長は「感動を与える、ファイトに満ちたプレーを期待している」と激励した。
 順調に日程が進めば決勝は7月25日、午前10時から名護市営球場で行う。優勝、準優勝チームには九州大会(8月・佐賀)の出場権が与えられる。

◆楽しむこと表現したい/宣誓の昭薬付上間
 選手宣誓を引き当てた昭薬付の上間貞透主将は「はきはきとしていて、意志を込めた宣誓をしたい」と引き締まった表情で意気込みを語った。
 那覇地区でベスト8に入り、本戦出場を決めた。関係者によると夏の県大会は22年ぶりの出場といい、久々の晴れ舞台を飾る宣誓になりそう。「勝つことより楽しむこと、それを表現したい」と上間。文章は仲間や監督と相談して決めるという。
 エースとしてもチームを引っ張り、「ランナーは2人まで、失点は1点まで」の投球を心掛ける。初戦の相手は伊江。「大差をつけて勝つというより1点、2点とじわじわ取っていく薬科の野球をしたい」と力を込めた。

組み合わせ抽選会でくじを引く各校の主将ら=26日、那覇市泉崎の琉球新報ホール
<第66回県中学校野球選手権大会組み合わせ>