西普天間地区埋蔵文化財 8月15日から調査


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 県企画部は来年3月末に返還予定の米軍キャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(宜野湾市)の埋蔵文化財調査に関し、日米合意に基づく立ち入りが可能となる8月15日から開始する方向で準備している。調査主体となる宜野湾市と県の文化財課、環境部などの関係部署で調整する。

 文化財調査の主体となる市は、昨年から西普天間住宅地区で調査しているが、目視だけにとどまっていたため、土壌の掘削を伴う調査を国に求めていた。市は今後、調査の予算化や入札手続きを進める。県は文化財調査に加え、植生など自然環境調査も含めて検討する。調査を基に同地区に移転予定の琉球大医学部・付属病院や県立普天間高校、新設予定のがん重粒子線治療施設の計画に活用する。