新垣(興南高)決勝T初戦敗退 日本女子アマゴルフ


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 ゴルフの日本女子アマチュア選手権第3日は27日、茨城県の大洗GC(6346ヤード、パー72)でマッチプレー(18ホール)による決勝トーナメント1、2回戦が行われ、4月に国内ツアー最年少優勝記録を更新した15歳の勝みなみ(鹿児島高)ら10代の8選手が準々決勝に進んだ。

勝は1回戦で西畑萌香(ナパラ)に競り勝ち、2回戦は西山美希(小田原G松田)に快勝した。新垣比菜(カヌチャ、興南高)は1回戦で大里桃子(熊本)に3アンド2で敗れた。
 全米女子オープン選手権で決勝ラウンドに進んだ16歳の橋本千里(東名古屋)、14歳の稲見萌寧(長太郎)も8強入りした。予選ラウンド1位通過の権藤可恋(佐賀)は1回戦で、大会2連覇を狙った森田遥(坂出)を倒して勝ち上がった。

◆ショット精度に課題/巻き返し誓う新垣
 新垣比菜はドライバーショットが安定せず、マッチプレーで争う決勝トーナメントの初戦で涙を飲んだ。「すごく悔しい」と敗戦に肩を落とした。
 初日から調子の上がらなかったドライバーは、この日も改善されなかった。思い通りの方向に飛ばすことができず、「ラフに打ってしまってセカンドショットが狙えなかった」と振り返る。
 フェアウエーが狭く、コース内に植えられた木々にも苦しんだ。「木がある場所から打つときプレッシャーを感じてしまった」と話す。
 1番(パー4)と2番(パー5)は連続で取ったが、3番(パー4)でボギーを出して以降はペースを乱した。後半の15番(パー5)と16番(パー3)では3パットをたたき、「距離感ができていなかった」と反省する。
 次は九州高校ゴルフ選手権に挑む予定で、「ショットをしっかり修正して絶対に優勝する」と気持ちを切り替えた。