名護屋我地、ベニアジサシ飛来最少 釣り人に注意呼び掛け


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 【名護】環境省やんばる自然保護官事務所は27日、名護市屋我地島の「国指定屋我地鳥獣保護区」で、繁殖のために飛来するアジサシ類の飛来状況調査を実施した。エリグロアジサシの確認数は118羽で例年並みだったが、ベニアジサシは41羽で2006年以降の調査で最も少なかった。

 自然保護官事務所によると、ことしはエリグロアジサシが5月13日、ベニアジサシが5月17日に初飛来した。例年は調査を7、8月に実施しているが、今回初めて6月に実施した。
 山本以智人自然保護官は過去の確認数と単純比較できないとしながらも「繁殖場所となる岩礁に釣りなどのごみが多かった。不用意に接近しないでほしい」と注意を呼び掛けた。