「心の復興」ラジオで論議 沖国大3学生、被災者に思い重ね


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ラジオトークで東日本大震災について話し合う社会福祉士・防災士の稲垣暁さん(左)と学生ら=6月27日、沖縄国際大学

 【宜野湾】ことし3月に東日本大震災の被災地を訪れた沖縄国際大学生らによる、ラジオトークセッション「震災と『心の復興』 被災行政職員たちの精神ダメージ」が6月27日、同大学であった。

3人の学生が社会福祉士・防災士の稲垣暁さんと共に、被災地の様子や被災者の体験談などを聞いて、それぞれが考えたことなどを発表した。
 「震災を忘れてはいけないが、普通に過ごしたいという思いを感じた」「沖縄で大規模な震災が起きると、本土とは違った問題が山積すると思う」。岩手県大槌町の仮設住宅を訪問して、被災した人たちから直接聞いた話や阪神淡路大震災、沖縄戦にも言及しながら議論を展開した。
 参加したのは金城翔さん=産業情報学科4年、下地睦美さん=人間福祉科3年、又吉麻菜美さん=法律学科2年=。FMよみたんの金城礼子さんがナビゲートを務め、1時間のトークセッションを公開生放送した。
 ラジオ番組は毎月第4金曜日、FMよみたんが特設スタジオを設置し、毎回学生たちがさまざまなテーマを取り上げる「おきこく発!Social Radio」として放送している。