生き物探しに熱中 博物館講座、福地川で自然体験


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川遊びを思い思いに楽しみ、自然体験を満喫した子どもたち=2日、東村川田の福地川

 【東】東村川田の村立山と水の生活博物館(比嘉一之館長)は2日、2014年度講座として「福地川あそび」を行った。村立保育園児と東小3年生を対象とした。

教諭や保護者ら関係者30人余が参加。晴れ渡った天候の下、カヌーで川下りを行ったり、網を手にテナガエビや小さなカニなど生き物探しに夢中になったりと、子どもたちは地元に残る自然を満喫した。
 博物館は地域学習や交流拠点として2004年2月に開館した。各種イベントを行ってきたが、博物館そばの福地川河原で今回のような子どもらの体験・観察会を実施するのは初めて。県や地域住民が川辺を清掃することで遊べる環境が整った。
 東小3年生は「地域丸ごとが学習の場」をテーマに、総合的な学習の授業として参加した。宮城姫茄さんは「とても気持ちいい。生き物探しも楽しい」と笑顔を見せ、染谷結太君は「石もいろいろな形をしていて面白い」と話した。子どもらがはしゃぐ様子に、博物館担当の池原善史さんや渡久山尚子学芸員は「地域の自然と触れ合う機会を提供できて良かった。これからも定期的に行っていきたい」とうれしそうだった。