比嘉一貴、トップ発進 日本アマゴルフ


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 ゴルフの日本アマチュア選手権は8日、宮城県の利府GC(7076ヤード、パー72)で開幕し、比嘉一貴(本部高―東北福祉大)が6バーディー、ノーボギーの6アンダー、66で回り、松本将汰(東北福祉大)と並んで首位発進した。

上原吉貴(あげな中―埼玉栄高―東北福祉大)は7オーバーの135位となっている。アマゴルファーの頂点を争う大会には141選手が出場。36ホールのストロークプレーによる予選ラウンドを行い、上位32人によるマッチプレーで優勝者を決める。

◆頂点へ攻めの姿勢
 4年連続となる日本アマの大舞台で、比嘉一貴が初めて首位で発進した。初優勝へ向けて好位置でのスタートを切った19歳は「気持ちを入れすぎないように、(あすは)攻めるところは攻め、パーを取りにいくところとメリハリをつけてやりたい」と意気込んだ。
 「2週間前にピークが来てしまった」と言うように、アイアンショットは納得のいく出来ではなく、フェアウエーキープ率も悪かった。それでも2、3番と連続バーディーを奪い、5番は10メートルのバーディーパットを沈めた。「グリーンを外しても寄せやすい所に外しているので、いい距離のパーパットが入っている」と運も味方につけ、満足いくスコアが出せた。
 ただ6、11番は2メートルのバーディーパットを外すなど本調子といえないのも確か。それだけに同組で首位タイとなった松本将汰のバーディーラッシュに「引っ張られた」と感謝する。
 日本アマは初出場の2011年に8強進出。12年は準優勝、13年は決勝トーナメント1回戦敗退だった。上位に進みながらも頂点にはまだ手が届いていない。
 538ヤードの最終18番は2オンに成功し、バーディーで締めた。「最後でバーディーが取れたのはあすにつながる」と比嘉。攻めの姿勢を貫いて頂点を目指す。