自民県連、那覇市議3人除名処分 知事選で翁長氏擁立


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 自民党県連の党紀委員会(新垣良俊委員長)は9日、翁長雄志那覇市長に知事選出馬を要請した那覇市議会自民党新風会の議員らの処分問題で、安慶田光男議長ら中心的な役割を果たした3議員を除名、その他の9議員を離党勧告とする処分を決定した。

30日以内の不服申し立て期間など猶予を与えるが、市議らが態度を変えることはないとみられる。市議団は後日、会見などで態度を表明する。
 除名処分となったのは、安慶田氏ほか新風会会派長の金城徹氏と仲松寛氏。仲松氏は、自民党県連事務局長を務めた経歴があることを重く見たという。
 党紀委後に会見した新垣委員長は処分理由として(1)翁長氏への出馬要請をとどまるよう求めた県連の求めに応じず、参加もしくは賛同(2)不参加を求めた建白書島ぐるみ会議への参加、賛同―を挙げ、これらは、党方針を非難するなどの処罰規定に抵触すると説明した。
 安慶田氏は「文書を受け取った後、12人そろって意見を述べたい」と語った。