沖縄関係路線を就航する航空6社が11日までに発表した6月の搭乗実績は、前年度比9・1%増の119万9942人となった。搭乗数が最も多い那覇―羽田線で団体客の需要が好調だったことや、那覇―伊丹の増便が全体を押し上げた。
日本航空(JAL)は14・4%増の22万6459人。羽田と伊丹路線が前年を大幅に上回った。
全日本空輸(ANA)は6・1%増の52万5054人。那覇―関西は減少したが、那覇と結ぶ羽田、伊丹、神戸が好調だった。
日本トランスオーシャン航空(JTA)は0・9%減の22万7427人。那覇―石垣、那覇―宮古などの路線における他社との競合が響いた。
琉球エアーコミューター(RAC)は11・0%増の3万6110人。JTAから那覇―久米島の一部移管があったほか、石垣の観光客増加で石垣―与那国の需要が高まった。
スカイマークは28・3%増の14万7168人。那覇―神戸を除く全路線が上回った。那覇と結ぶ米子、石垣の新路線も影響した。
スカイネットアジア航空(ソラシドエア)は24・9%増の3万7724人。那覇と結ぶ宮崎、鹿児島、神戸が増加した。